腹上死 もどき.2

前の話のつづき。

逆にまさに天晴れな人もいた。

ある女性が不倫中に倒れてやはり重度の後遺症が残った。
そこで夫は妻が自分の親友と寝ていたことをはじめて知るところとなった。
夫も、愛人も頻繁に面会に来て、彼女を支え、
結局退院の時に、両者が話し合って、
夫が泣く泣く手を引き、
愛人のほうが一緒に住んで彼女の介護をすることになった。

天晴れな女性であり、夫も愛人も素晴らしい。
彼女が病前にいかに多くのものを彼らに授けていたかが偲ばれた。
どんなに重い病に倒れても、
病前に人にどのように接していたかによって、
多くの物を得られるひとも居るのである。
これぞ「女冥利につきる」わけで、うらやましかった。
[PR]
by decoppati | 2004-12-18 19:33 | 脳外科の仕事
<< 男のほうが「女の腐ったような奴... 腹上死 もどき.1 >>