医局秘書

うちの大学ではひとつの科で何人もの秘書さんを抱えている。
分院でさえも大抵、主要な科や混合医局で秘書さんを雇っている。
彼女たちの仕事は、人事関係の書類整理やお金の管理、
他の事務書類の取り扱い、資料のコピーやお茶くみ、
来客のもてなし、ときにはスライド作りなどである。
課外活動として科のOBや科のDrの合コンの参加、手配まで行う。
正式職員として雇われることもあるようだが、
その他は各々の科で捻出したお金で
パート扱いで雇われているようである。
給料は決して高くない。

大抵、医者の娘や親戚が医者、教授の親戚などが占めている。
本人がどうであれ、彼女の周囲の「医者捕まえて来い」圧力は強い。
大学病院の秘書さんともなると、美人ちゃんが多く、
ミニスカートにミニ白衣、
銀座のお姉さんチックなゆったりウェーブの髪型、
寸分の隙もない化粧、高いヒールがお約束で、
医局の男性を癒す効果は抜群である。
彼女たちが連れ立って食堂に居たりすると圧巻である。
というわけで、誰か医者を捕まえて「寿退職」するのが王道である。
あるいは独身男性のあまりの不毛さに他の医局に転職していく。

「蛇の道はヘビ」ではないが、
採用担当医師が平気で言い放つ
採用時のポイントが狂っている。
なまじ真面目に考えて面接に来ると、
頭にくるはずである。
ちなみに求人を出すとそれはもうわんさと履歴書が送られてくる。
(最近は雇用機会均等法に基づきパート募集でも性別書かないから、
 男性から応募のあることも多々ある。面接まではする。
 実は写真必須。)

 1. 綺麗であること。(人工でも可。綺麗でありさえすれば良い。)
 2. 仕事自体は難易度が低いこともあり、
   秘書の専門知識や技術はあってもなくてもよい。
   語学力などあったらあったで仕事はあるが、
   なくても概ね問題ない。
 3. パートで何年もいられると給料を上げなければいけなくなるので
   なるべく短期でturn-overがあったほうが好ましい。
 4. 問題なくturn-overするためには、
   最初から明らかに「医者狙い」という人が好ましい。
    →こういう人は所属する科のみに限らず、
      広くアンテナを張って、
     だれかしらをゲットして寿退職にこぎつけるから。
 5. 主婦は無理が効かず、長居するので×。
 6. 履歴書に「長期間勤めるつもりです」なんて
   書いてあったらもちろん×

ほんと、秘書さんには綺麗な人が多いのだ。
ものすごく荒涼とした仕事中にお茶をいれてくれたり、
他愛もない女の子っぽい話を聞かせてくれたりすることで
なんだか一瞬、のんびりムードにさせてくれるのである。
女の私でもそうなのだから、
男性陣に対する効果は絶大であろう。
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by decoppati | 2005-03-08 23:55 | 女性にもいろいろ
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