「医者仲間に診察されるのをためらう病気ってありますか?」

先日こまったちゃんさんからコメント欄にいただいた質問。
「ちなみにお医者仲間に診察されるのをためらう病気ってありますか?」

今は健康なこともあって何も浮かばなかった。
すこし想像力を働かせて考えても、やっぱり特にないように思う。
よもや生殖器系の病気でも皮膚病でもSTDであっても、
向こうがプロである限りは患者として全面的に信頼して
言うとおりに従うことになんの異存もない。

学生の時に同級生達をみて頼もしく感じたことを思い出した。
最初はティーンエイジャー、6年生でも24,5歳の若者群であったから、
飲み会や普段の生活ではハチャメチャなこともしていたし、
下品な話や個人的なあけすけな話が盛んではあった。
しかし、どんなに放課後にそんな話をしていようと、
ひとたび勉強の場になると、なにか性的なことでふざけたり、
病気のことを揶揄するような気風は全くなかった。
患者の容姿のことをネタにするようなこともなかった。
守秘義務についてもみんな自主的に厳しく律していた。
婦人科の実習の時にも性的なことを絡める私語は皆無だったし、
ただ勉強の科目として真面目に取り組んでいたのだった。
そういうとき、みんな若いなりにもプロになるつもりで
ちゃんと覚悟していることを改めて感じて嬉しかった。
そういう同級生達の変に生真面目な部分が好きだった。

だからそれぞれがいろいろな分野で技術を磨いている今、
なにかの病気になったら、信用できる医者であれば、
それが例え昔から馬鹿話してた男友達であっても
なんのためらいもなくお願いするつもりである。
病気のことでは絶対にふざけることができない人、
そしてできるかぎりのことを考えてくれる誠実さと
もちろん優れた診療能力を持ち合わせている人である限りは。
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by decoppati | 2005-03-26 03:16 | 脳外科の仕事
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