正月.2

レジデントと言われる2年目までは、
連休というものはほとんどもらえず、夏休みは2-3日、
年末年始には1日休みがもらえるのが関の山であった。
2年目の時、夏休み3日のところ、上司の機嫌が良くて、
「お前よく働いたから1日増やして4日休んで良いよ」といわれて、
天に昇るほど嬉しかったのを覚えている。
閾値が相当低くなってたみたいで、今考えると笑える。
今のレジデントはどこでも、一律最低1週間の休みがあるはずだ。

そんな、仕事を始めて1年目のときのこと。
東北のある病院で働いていて、
もちろん年末年始もずっと病院に居ずっぱりになっていたのだが、
そこの院長が突然、元旦だけ一日休みをやる、といってくれた。
ただし、
「正月に親の顔を見ない奴はろくな奴じゃないから、
 是非親の顔を見てこい」との事だった。
うちの親はと言えば、その年末年始、
脳天気にも家族で京都に遊びに行って滞在中だった。

ばか正直なわたしは、たった一日の休みにもかかわらず、
その東北の街を元旦の朝に出発し、
遠路はるばる、乗り継ぎ乗り継ぎ、京都に行った。
6時間かけて到着した京都はすでに午後2時頃で、
気を利かせた親が早い夕食を5時にセットしてくれて、
どうにか一緒に夕食をとり、ダッシュでまた6-7時間かけて
深夜に赴任地に戻った。そしてわたしの大事な休みが終わった。
こんなことなら、休みなんて要らなかったと本気で思った正月であった。
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by decoppati | 2004-12-23 00:02 | 脳外科の仕事
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