ひよっこレジデントが知らないといいカモにされること

外科系は 学生の体育会系と似た雰囲気をもっているが、ちょっと違う。
学生からレジデントになった当初、
体育会系だと信じていると面食らう場面もあるだろう。

1.  先輩に「めし食ってくれば」といわれたら、
   何をおいてもその時に食っておくこと。
   変に義理立てして、
   先輩がなにかやっていると待っている子が多いが、
   そんなことしてると食いはぐれる。
   次に食べられるのはいつかわからないこともある。
   先輩はうまく時間を作ることができるのだ。
   いざというとき食べるのも早い。
   空腹と慣れない疲れで消耗が早いのは新人である。
   食べるのも遅い。
   せめて食べろと言われたタイミングで食べておくのが
   先輩思いというものだ。

2.  学生の時と違って、かわいがられ方に強制力はない。
   先輩から答えたくない私的な質問を受けても、
   別に答えなくて構わない。
   答えないことで殴られたり、いびられる事などない。
   変な質問に学生の部活みたいに馬鹿正直に答えていると、
   かえって面白がられていつまでもいい話のサカナにされる。
   GFや奥さんがかわいそうになることがある。
   大事な人のプライベートなことは
   絶対口を割らないに越したことがない。

3.  誰か先輩が親切そうになにか教えてくれても、
   それが正しいこととは限らない。
   カンファレンスや教授回診で、
   教えてくれたその人にあっけなく裏切られて、
   絨毯爆撃にあうこともある。
   教えた本人はけろっと忘れていたりする。
   その場で憤慨しても、全く聞く耳など持ってもらえない。
   「簡単に人を信じたお前がいけないんだよ」と
   周り笑われるのがオチである。
   人が言ったことの裏は必ずとっておいたほうがよい。

4.  治療や処置は正解がひとつだけではなく、
   沢山の方法があり、
   手順の細かいところが教える人によって異なる。
   小さなことにとらわれるより、
   各々の利点と欠点を考えてみたほうがいい。
   「最初にこう習ったからこれしかやらない」というスタンスより、
   教えてもらいながらいろいろ実際に経験してよく熟知したうえで
   考えながらいいところどりをしていくと、
   自分のやり方が練れてくる。
   自分の考え方とあったものを段々に選択していけばよいので、
   あまり、「ひよこの刷り込み」をかたくなに妄信しないほうがいい。
   マイナーなやり方に固執してる変なレジデントは放っておかれる。
[PR]
by decoppati | 2005-03-29 01:18 | 脳外科の仕事
<< 立つ鳥跡を濁しっぱなし。 「医者仲間に診察されるのをため... >>