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夏休み

この仕事をしていて、つくづく思うのは
休みがどうしてこんなに少ないのかということ。
そして、それなのになぜ自分は仕事を続けているのか、ということ。

御存知の通り、週末や祝日が休みになるとは限らない。
平日の夜もそのまま休みとは限らない。
オンコールや当直といったdutyはずーっとついて廻る。
最盛期は一ヶ月に正規の当直数が20日を越えていた。
当直が月15日以下になったのは
医者になって10年超えてからだ。
重患や急患のために突然泊まりになることもある。

大型連休や、盆暮れ正月がまるまる休みになるなんてまずない。
どんなに休みに働いても、代休という制度は全く無い。
休みは無くなるばかりなのである。
ちなみに当直費なんてたかが知れてる。
勤務医の収入なんて、
商社マンや銀行員とどっこいどっこいか、負けてるぐらいだ。

公立の病院に派遣されているときでも、
もちろん公務員は有給を使っていいことになっているのに、
医局のほうの慣例と人手不足のために全く休みがとれない。
閑散期に海外旅行を楽しむ看護婦さんたちを
うらやましく見つめている。

レジデントのときは夏休みは3日だった。
「よくやってるから」といって一日多くしてくれて3日とれた。
夏休みの予定は上の先輩からとっていくから、
レジデントは突然、「明日から休めば?」とかっていうかんじだった。
旅行を予定することなんてできなかったが、
貴重な休みだから、しゃかりきになって急遽体裁をつくろったものだ。
結局、こういうときはいつも空いている四国が
土壇場の旅行の恰好のターゲットとなった。
無理やり遠出。無理やり夏休み。
行くからには何も考えず楽しめるのが一番いい。

レジデントからあがるとやっと1週間の休みがもらえるようになった。
最初は、やはりいつとれるかは先輩次第で、彼らが決めないと決まらず、
結局、急遽の休みとなり、予定の旅行なんてできない時期が続いた。

専門医になるあたりから
やっと自分の都合で夏休みが取れるようになった。
相変わらず1週間、一回だけ。
年間で連続の休みはこれ一回。
大学に居る連中は、実は2週間とっているが、
面白いことに他のことはばしばし愚痴るくせに、
こと、夏休みのこととなると黙っている。
うーん、うらやましい。
行きたいところもやりたいことも沢山あるし、
それをするだけのお金もあるが、
いかんせん一番大事な時間だけがない!
休みがもらえるのなら、どんな厳しい勤務も耐えられるよなあ。
休み無くてもやってけるんだから。

それにしても快楽主義的な私が、休みもないのに
どうしてこの仕事を続けているのか自分でも不思議。
全然そういう素養ないと思うが、もしやマゾだったりして。。。
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by decoppati | 2005-08-20 19:41 | 脳外科の仕事
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