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アリバイ作り

携帯電話が普及してきても、
なかなか持ちたがらない人が意外と多かったのは、
病院からつすぐつかまるのがいやだったから、
というのが理由かと思ってたら大間違い。
奥さんに行動が筒抜けになるのを恐れてた人、結構いた。

反対に、病院でことが起こったとき、携帯持ってなきゃ、
自宅に電話するわけで、
奥さんがでて「主人は病院じゃないんですかっ?!」って
逆に気色ばまれて仕事が増えることもよくあった。

当直だとうそぶいて奥さんに探し回られている先輩もいた。
そこにいない先輩にかわって、
うまく口裏を合わせ、うまいアリバイを準備できる奴ほど、
できるレジデントと重宝がられた。

観察していると、
浮気慣れした用意周到な人は、病院をかませて行動する。
携帯は病院の机の上に置いておく。
スイッチを切っているとばれるから、かかってくると鳴りっぱなし。
もちろん病院に奥さんから電話がかかってくることとなる。
しかし病院に残ってる後輩に頼んであって、
うまく「手術中」とか「患者家族に説明中」とかといっといてもらう。
後輩のほうは彼がどこにいるか知ってたり、
あるいは彼から電話が定期的にかかってくるので
奥さんから電話があったことを伝える。
彼はどこにいても、とりあえず病院に戻ってくる。
そしてわざと病院の電話で家に電話する。
殺し文句は「これから朝まで手術だー」。
安心しねぎらう奥さんの声を背に、
ホクホクと再び遊びに出かけられる。
この間、どっかで待たされている相手にも脱帽である。
立派なアリバイ作りである。
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by decoppati | 2005-10-29 02:30 | 男性医師の生態
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