女性の女性不信.2

我ながら、女性に偏見持ってるなあ、と思ったことを2つ。

自分が脳神経外科に入ろうと思ったとき、
もし、患者だったらどう思うか考えた。
もし、命に関わる病状や、重い後遺症が残る重症の
患者の家族だったら。
病院に泡食ってかけつけて、説明にでてきた担当医が
若い女医だったらどう思うか。
そのとき、正直言って、自分だったら
「他に先生はいるんですか」「先生だけで手術するんですか」
とか聞いちゃいそうだなあ、と思った。
それが多分これから自分が受けるであろう、
仕打ちだとなかば諦めていた。

しかし現実には、世の中のひとが
それほどの偏見を持っていないことがわかった。
これまで10年以上この世界でやってきて、
(もう「若い女性」ではなくなってしまったが)
幸せなことに、そういうことを全く聞かれたことがない。
治療について説明した後、あたりまえのように
「先生、どうぞお願いします」といわれてきたことに感謝する。
自分のほうがよっぽど女性に不信感があるのかもしれない。

もう一つ。
病状を説明するときに、脳外科の特徴として、
患者自体の意識がよくないことが多いので、
患者の家族を相手に説明することがとても多い。
特に急を要する、生命や機能予後に関する
重要な話をしなければいけないとき、
女の人1人だけしか来なかったりすることがある。
そういうとき、つい尋ねてしまうことが、
「どなたが男の方は来ますか?」である。

経験上、往々にして女性はパニックに陥りやすく、
また、論理的な話を感情的にしか理解してくれない傾向があり、
どんなに説明してもなかなか実像を受け入れてくれないからである。
インテリジェンスに関係なく、男性の方がこういう話を
現実的にとらえるのが早い傾向があると感じる。
しかし、こういうことを聞く私自体、
自分の持つ女性への偏見をやっぱり持っているわけで、
ときに自分自身にうんざりしてしまうのである。
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by decoppati | 2004-12-08 00:23 | 女性のハンディ
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