男性も苦労してる

きわめて日本人的だが、
他のどの職種でも、男性ばかりの職場では
皆総出で性風俗遊びに行くことがあるようだ。
(ヘルス、ソープ、旧赤線みたいなやつ、
 いわゆるちょんの間、昔は買春旅行さえ。
 ランパブや外人パブ、キャバクラなんてかわいい方)
もちろん純粋に楽しんでいるのかもしれないが、
ある面、共犯者を作るというか、
はたまた通過儀礼といおうか、
こういうのに参加してこそ
男であることが認められるかのような
根拠のない縛りもあるようだ。

何故か40半ば以上の世代の男性には、
家庭や妻をかえりみず(少なくともそういうフリが大事)、
なるべく新しい風俗情報を仕入れて、
潤沢な資金を注いで間断なく体験して、
人に自慢するのを無上の楽しみにする人がいる。
実は家庭への罪悪感があるのか、
何故か何人かつるんで行きたがるのが特徴である。

30代後半から上の世代は関白亭主幻想が強いようで
大抵はあまり抵抗なくそういう気風になじんで
嬉々として共に出かけて話をあわせてうまくやっている。

面白いのは30代前半から下の世代で、
妻や彼女にパートナーシップを感じている人が多く、
また恋愛期間の過程を楽しむ傾向が強いのか、
性風俗には全く興味がない人もいる。
(玄人に興味がないだけで、素人はまた別だったりする)
彼女が居るのに、不特定多数を相手にする見知らぬ女と
金で関係するのは気持ち悪いからいやだ、とか言う。
それでも、上司や先輩医師から半ば強制的に誘われると
断りにくいようで、嫌々付いていく羽目になるらしい。
後で嫌悪感で一杯になって、
反省してる人もいる。
誰にもいえないから聞き役は私である。

そういうとき先輩であるわたしにできるのは、
同級生やちょっと先輩の男性医師にやんわりと
強制参加させないで自由参加でいいじゃないかと、
直言することである。
また行きたくない後輩には、とって食われるわけでなし、
行きたくなければ「行きません」とはっきりいえばいいと、
アドバイスしている。
始末に悪いのは、その連れて行く方の世代、
行きたがらない奴なんて男にはいないから
強制しても迷惑じゃないと信じ込んでいること。
風俗行かない奴なんて仲間じゃない、とはっきり断言してしまうことで
体裁を気にする後輩たちは恐れをなして、
嫌でも嫌な顔みせないように気をつけてまで付き合うようだ。
恐れをなすほうにも問題はある。
なにを恐れているのか、突き詰めていくとわからない。
断ってもきっとなにも起こらない。

というのも、
わたしは性風俗店に一緒に行ったことがない人間だが(当然だけど)、
別に仕事上、なにかそれに起因する支障を感じたことはなかった。
どうして男性だと、かえって自由が縛られるのかと不思議でもある。
そういう余計な心配は実は要らないように思う。
楽しみたい人だけが、有志だけで行ってくれば、
下級生が他の男性に秘密で悩んだりしなくて済むのになあ。
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by decoppati | 2005-02-27 17:41 | 男性医師の生態
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