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出るものすべて出てしまうってこと。

いまさらながら考えてみると、
仕事のときにあまり気にしていないことが、
普段の生活からはかけ離れていると気が付く。

たとえば。
脳神経外科に搬送される救急患者は大体意識に問題があるわけで、
搬送されて病院に収容するときには、
おしっこにまみれ、便もでていて、よだれも鼻水もでて、
嘔吐のあとがある上に、いきなり噴射状に嘔吐したりする。
ある程度、皆さんそんな感じなので、結構慣れている。
ときに嘔吐をぶっ掛けられることもあるし、
おしっこがついた衣服がぺたーっと腕などにくっつくこともある。
鼻水やつばが飛んでくることは日常茶飯事である。
わたしは白衣の下は私服でいることが多いが、
意外とそれでも下まではやられない。

これにはおおいに慣れや感が必要で、汚物がとぶ方向や
汚れていそうなところを感知するのが早ければ、
それなりの対処を講じて、かぶることは免れられる。

それにしても、
普通の生活の場では他人のつばが飛んできただけで不快だが、
仕事の場となると、全く見ず知らずの人の汚物でさえ、
たいして汚いという意識はなくなる。
大体、顔にちょっとなんかかかったからといって、
すぐ拭いたり、洗ったりする時間もない。
(もちろん後できれいに拭くが。)
なにより、患者はしようとしてそうしたわけでもなく、
本人にとってはいろいろ失禁したりして、
とても恥ずかしいことだろうから、ことさら汚ながったら、身も蓋もない。
だから絶対に患者の前で「汚い」といわないように気をつけている。

背中から髄液を抜くなどの処置してる最中のおならなども同様で、
患者は目の前でしちゃ悪いと思って
一生懸命悪がって警告してくれるのだが、
こっちは早く処置して次の仕事に取り掛かりたかったりするので
「どうぞ、気にせずに。慣れてますからー」とかいってしまう。
ほんとはこんなの「慣れられる」はずがない。
でも患者に恥ずかしい思いをさせない努力は必要である。
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by decoppati | 2005-02-03 17:56 | 脳外科の仕事

見苦しいのは困る。

およそ女らしくはない私であるが、
それでも仕事中、最小限見苦しくないように、
気をつけたいことは意外とある。
人の目を気にするというより、敢えて人に不快感を与えないために。

疲れてる時、医局のソファをみると倒れこんで、
ゴロゴロしたい欲求に駆られる。
現に男性陣はよくソファに腹出したり、パンツ出したりして、
ゴロ寝して気持ちよさそうにしている。
まあ、そんなアザラシみたいに女が寝てるのは
男の何倍か見苦しいだろう。
大体、下品な先輩達から「誘ってるのかと思った」とか
下卑た冗談をいわれるのがオチである。
いちいち構われるのは面倒くさい。
だから周りに人がいない時や夜中しか魅惑のソファゴロ寝はしない。

看護婦さんに指示を出すにしても、
男性医師はたとえ2-3年目の若造でも
経験10年の看護婦にさえ命令口調や
犬にいうような言い方をすることが多いが、
女同士がそういう感じでやっていると、望むと望まざるとに関わらず、
周りからみて非常に奇妙な感じであろう。
新米の看護婦さんや若い他科の医師にも、
できるかぎり社会的敬語で接するようにしている。

その他、人前でもオナラやゲップ、歯ぎしり、いびきと、
男性医師は恥ずかしがらずにやり放題である。

また女性の場合、家で寝るときブラジャーをしないが、
病院ではそうはいかない。
当直のとき、医師はいつ何時でも呼び出されて即座に駆け付けるため、
そうそうノーブラで現れていいものではない。
そういう事態を避けたければ、2連直、3連直となったら
風呂に入るとき意外、ずーっとブラジャーしっぱなしになる。
肩が凝る。跡がつく。夏なんか汗疹ができそうになる。

こうしてみると男性は仕事場でも
自分のうちの居間の様に振る舞えるのである。
それにしても、仕事の拘束時間が長く、疲労困ぱいしているときぐらい、
居間にいるかのように振る舞えたらどんなに楽か。
ただ、誰もいないときは自由だが、
人前で偽悪的に振る舞って男性化する必要もない。
こんなとき性別は窮屈なものである。
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by decoppati | 2005-02-01 00:38 | 女性のハンディ