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立つ鳥跡を濁しっぱなし。

この季節、丁度、看護婦さんほかコメディカルの退職、新人の入職、
医者の人事異動などでなにかと人が入れ替わる時期である。
立つ鳥跡を濁さず、とことわざでいうが、
確信犯的に濁しっぱなしで発っていく人もでる。

一つは患者さんについて。
入院患者さんは医者の異動のときに
タイミング良く皆さん退院できるわけではないので、
そのまま新しくやってきた医師か、
残された医師が引き継いで担当することとなる。
手術の日程を異動後に設定してあったり、
書類書きや転院の依頼などを
やらずに残して脱出する逃避型の人。
いなくなってから蔑まれること必至である。

もう一つは男女関係について。
いろいろな部署で人が入れ替わるため、
連日送別会の嵐になるわけで、
去っていくのをいいことに
それを食い散らかしの場にする人。
歓送迎会合同だとなおさらで、
右も左もわからないピチピチの新人看護婦さんを
安易にもてあそぶ鬼畜。
こういう火遊びでも
後につき合うようになったり
結婚につながるなら微笑ましいで済まされるのだが。

やっぱり「立つ鳥跡を濁さず」、
残された人々に惜しまれる人は麗しい。
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by decoppati | 2005-03-31 23:03 | 男性医師の生態

ひよっこレジデントが知らないといいカモにされること

外科系は 学生の体育会系と似た雰囲気をもっているが、ちょっと違う。
学生からレジデントになった当初、
体育会系だと信じていると面食らう場面もあるだろう。

1.  先輩に「めし食ってくれば」といわれたら、
   何をおいてもその時に食っておくこと。
   変に義理立てして、
   先輩がなにかやっていると待っている子が多いが、
   そんなことしてると食いはぐれる。
   次に食べられるのはいつかわからないこともある。
   先輩はうまく時間を作ることができるのだ。
   いざというとき食べるのも早い。
   空腹と慣れない疲れで消耗が早いのは新人である。
   食べるのも遅い。
   せめて食べろと言われたタイミングで食べておくのが
   先輩思いというものだ。

2.  学生の時と違って、かわいがられ方に強制力はない。
   先輩から答えたくない私的な質問を受けても、
   別に答えなくて構わない。
   答えないことで殴られたり、いびられる事などない。
   変な質問に学生の部活みたいに馬鹿正直に答えていると、
   かえって面白がられていつまでもいい話のサカナにされる。
   GFや奥さんがかわいそうになることがある。
   大事な人のプライベートなことは
   絶対口を割らないに越したことがない。

3.  誰か先輩が親切そうになにか教えてくれても、
   それが正しいこととは限らない。
   カンファレンスや教授回診で、
   教えてくれたその人にあっけなく裏切られて、
   絨毯爆撃にあうこともある。
   教えた本人はけろっと忘れていたりする。
   その場で憤慨しても、全く聞く耳など持ってもらえない。
   「簡単に人を信じたお前がいけないんだよ」と
   周り笑われるのがオチである。
   人が言ったことの裏は必ずとっておいたほうがよい。

4.  治療や処置は正解がひとつだけではなく、
   沢山の方法があり、
   手順の細かいところが教える人によって異なる。
   小さなことにとらわれるより、
   各々の利点と欠点を考えてみたほうがいい。
   「最初にこう習ったからこれしかやらない」というスタンスより、
   教えてもらいながらいろいろ実際に経験してよく熟知したうえで
   考えながらいいところどりをしていくと、
   自分のやり方が練れてくる。
   自分の考え方とあったものを段々に選択していけばよいので、
   あまり、「ひよこの刷り込み」をかたくなに妄信しないほうがいい。
   マイナーなやり方に固執してる変なレジデントは放っておかれる。
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by decoppati | 2005-03-29 01:18 | 脳外科の仕事

「医者仲間に診察されるのをためらう病気ってありますか?」

先日こまったちゃんさんからコメント欄にいただいた質問。
「ちなみにお医者仲間に診察されるのをためらう病気ってありますか?」

今は健康なこともあって何も浮かばなかった。
すこし想像力を働かせて考えても、やっぱり特にないように思う。
よもや生殖器系の病気でも皮膚病でもSTDであっても、
向こうがプロである限りは患者として全面的に信頼して
言うとおりに従うことになんの異存もない。

学生の時に同級生達をみて頼もしく感じたことを思い出した。
最初はティーンエイジャー、6年生でも24,5歳の若者群であったから、
飲み会や普段の生活ではハチャメチャなこともしていたし、
下品な話や個人的なあけすけな話が盛んではあった。
しかし、どんなに放課後にそんな話をしていようと、
ひとたび勉強の場になると、なにか性的なことでふざけたり、
病気のことを揶揄するような気風は全くなかった。
患者の容姿のことをネタにするようなこともなかった。
守秘義務についてもみんな自主的に厳しく律していた。
婦人科の実習の時にも性的なことを絡める私語は皆無だったし、
ただ勉強の科目として真面目に取り組んでいたのだった。
そういうとき、みんな若いなりにもプロになるつもりで
ちゃんと覚悟していることを改めて感じて嬉しかった。
そういう同級生達の変に生真面目な部分が好きだった。

だからそれぞれがいろいろな分野で技術を磨いている今、
なにかの病気になったら、信用できる医者であれば、
それが例え昔から馬鹿話してた男友達であっても
なんのためらいもなくお願いするつもりである。
病気のことでは絶対にふざけることができない人、
そしてできるかぎりのことを考えてくれる誠実さと
もちろん優れた診療能力を持ち合わせている人である限りは。
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by decoppati | 2005-03-26 03:16 | 脳外科の仕事

「ありときりぎりす」

童話にもなってるぐらいだから
どんな場所にもいる「ありときりぎりす」(「うさぎとかめ」も?)。
違いは要領がいいかどうか、だと思われる。
童話ではきりぎりすやうさぎにならないようにね、
というのがオチだった。
幼いときから、なんでそれが悪いのか理解できなかった。

仕事の場でもタイプというのがある。
仕事をのんびりちまちまやるので時間がかかり、
ずーっとなにかしらやっている羽目になって
休みがとれないと愚痴る人もいる。
普通の時間に仕事が終わらず、
きっちり残業代をとっていつも遅くまで残ってやってたりもする。
意外と昼間にカルテ書きながらぐたぐた看護婦達としゃべってたり、
手術や処置をのんびりしてたりするから遅かったりするのだが、
遅くまで残ってやってる姿が印象に残り、
勤勉にみえるのはこっちだ。

同じ仕事量でも手を抜かずとも、
要領よくきびきびこなすと、結構、時間を短縮することができる。
短縮した時間の余りでソファに座って本を読んだり、
飲み物を飲んだり、一服することができる。
従って、休んでいる余裕の姿が目に付くこととなり、
だらけてさぼっているようにさえ思われがちである。
手術や処置が手早く、患者さんの診察もしっかりやり、
カルテもさっさと全て書いてあるのにもかかわらず
休める時間をうまく作ってしまうせいで
ぐうたらな印象を与えるわけである。
調べられるとこれらの仕事がすべて終わっていることが判明するが、
休んでいる時間があるならもっと仕事を与えてやろう、ということになる。
こういうタイプは仕事が増えれば増えるほど、
システマティックに要領をつかんで、やっぱり沢山こなせるようになる。
結局、息抜きの時間もどうにか作ってしまう。
だから、どこまでいっても不真面目な印象がぬぐえない。
きりぎりすというわけだ。
特に実直な勤勉なタイプは
こういう馬鹿に要領のいいタイプがお嫌いのことが多く、
相当の嫌がらせなども発生する。

どちらがいいも悪いもないと思うし、
タイプというのはなろうと思ってなれるものでもない。
世の中には要領の悪い人、いい人がいて、
これは簡単に替われるものではない。
ものすごい集中力を発揮できる人とそうでない人もいる。

要するに、与えられた仕事がきちんとこなせさえすればいいことで、
各々時間の長短はあっても、一生懸命やるにこしたことはない。
そのアプローチを大人になってまでとやかくいうことはない。
休みたければ根詰めて仕事して、時間を自分で作り出して休めばいいし、
休みがなくてもだらだらやるのが好きならそれでよい。
画一的な価値観を大人の集団に求めるのは無意味だと思う。
(もちろん仕事を荒くするのは論外。)
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by decoppati | 2005-03-22 21:13 | 脳外科の仕事

忙しいときのお恵み

前タイトルのコメント欄で以前エンシュアをもらって飲んでたと書いたが、
実際、昨日も日直当直ですごく忙しくなってしまって、
気が付いたら午前中にトイレに行きたかったのに夕方になっており、
午後6時過ぎても昼ご飯とれず(って、もう夕食の時間かも)
淡々と仕事をしていたら、ありがたいお恵みが。
(ベテラン看護婦さんからカレー、他の看護婦から飴)
その後、夕食とれずに休めずにほかの部署で仕事してたら、
そこでまたお恵み。(中堅看護婦さんからエクレア)
五臓六腑に染み渡るとはこのこと。
本当にありがたい。

脳外科の場合、関与する病棟が複数にわたるのが常で、
最重症が入る重点病棟、
すこしよくなった人や中等症がはいる後方病棟、
さらに脳神経外科の病棟、
患者が増えると混合病棟や、ほかの病棟への間借りもある。
部署としては救急外来、
手術室、放射線関係の部屋にいる時間が長い。
それらの間をいったりきたりして用事をこなしていくわけで
忙しいのかそうでないのかは各々のスタッフからはわかりづらい。
これだけ恵んでくれるということは、
よっぽどひもじそうなかわいそうな様子だったのかもしれない。
日直や当直中は緊急コール対応があるので外出はできないし、
食事の確保は容易でない。
忙しくなると出前も頼めず、金払う暇もなくなるから手に負えない。
おまけに診療に関係するところでは飲食できない規則であるが、
病棟から離れられなかったりするわけで。
気が付くと普通の店の出前の時間は終わってる。

こちらがなにも愚痴ってないのに、
阿吽の呼吸というべきか、
疲労や空腹を察知してくれる
優秀でやさしい看護婦さんたちに感謝感謝。
こういう人たちは患者に対しても観察鋭いです、蛇足ながら。
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by decoppati | 2005-03-20 08:40 | 脳外科の仕事

尊敬に値する一徹さ

一旦仕事を離れると、女癖の悪さややモラルのなさ、
へんてこなことで困ったところも多々ある人たちではあるけれど、
ひとたび仕事となると話は別。

毎日長い手術があったり、夜中の手術が続いたり、
朝早くからカンファレンスがあったり、
きちんと学生やレジデントに教えたり、
重患の管理ですごく手間がかかったり、
家族に丁寧に説明したり、
寝る間もなく、食事の間もなく、体調が優れなくて、
ものすごく疲れてて、
当直じゃない夕方に、
やっとうちに帰って寝れるぞーという瞬間に
救急ですごい重患が運ばれてきたとき。

大変な仕事が続いていたが、
今日はとっても楽しみにしていたことがあって
なにもなければ早く帰って出掛けられることになっていたのに、
突然、すごい重患が運ばれてきたとき。

手術したら治るのならともかく、
手術してもだめかもしれないというときにも、
家族の希望があれば、疲れをおくびにもださず、
用事があることをことさらいうこともなく、
気力を新たにして、
できるだけの技術を駆使して手術に向かう。
それが終わってすぐにまたすごい症例がきたとしても、
手術の適応がある限り、やるべきことはやる。
そういう合間に研究も論文もこなす人もいる。
もちろん、どんなに特別なことや、楽しみにしていたことも
キャンセルせざるを得ない。

仕事以外のすべてで尊敬できない人だとしても、
仕事に対するこういう真摯な態度を
常に崩さない事には特段の尊敬の念を抱く。
運ばれてくる症例を前にすると
医者側の都合などはいかにもちっぽけなものになる。
疲れや手前の都合で手術適応がぶれる人もときにいるが、
周りは振り回されるし、患者に誠意があるとは言い難い。

常にぶれない診療態度を貫くことには
私的生活を大きく犠牲にすることが付いて廻る。
なにより自由時間はお金に換えがたいほど貴重である。
少ない自由時間に気違いじみてみえるほど
沢山の用事を圧縮して堪能するようになるのはしょうがない。

そういうたいした人たちが
実際の医療の現場を支えていることを大いに誇りに思う。
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by decoppati | 2005-03-18 00:30 | 脳外科の仕事

体の調子が悪いとき

外科系の科はグループ制になっていることが多く、
医者が何人かの単位でグループを形成しており、
各々の受け持ち患者をみんなで把握しておくシステムをとる。
入院患者には担当医が決まっているが、その受け持ちが
長い手術や休み、緊急事態のためにすぐに駆けつけられないときに
お互いカバーできるようになっている。治療は間断なく続けられる。
それでも患者さんの担当医に対する依存は高く、
居ないと知ると不安になる人や家族がいる。

体調が悪いからいって仕事を休むという風習はない。
他の職種でも同様のところもあるだろう。
ただ、他の職種の人からよく「電話して休んじゃえばー」と
気楽に言われるので、かえってびっくりする。
風邪をひいて高熱がでて、だるくてふらふらしても
足を骨折して馬鹿みたいに腫れていても、
交通事故で全身打撲しても、
歯周炎で激痛に見舞われていても、
入院してしまうなど物理的に行かれないというわけでない限り、
勤務には普通に行くし、仕事はこなさざるを得ない。
当直などはとっさに誰かに代わってもらうことが難しい。
重患や外来も代わってこなしてもらうのは大変である。
感染症なんかだったら、
勤務に行って誰かにうつすほうが心配だともよく思うが。

だからなにごとにも予防が大事。
喉の調子がちょっと悪くなってたら、すぐフィニッシュコーワ。
それでだめなら早めの感冒薬、しかも二倍服用。
(お勧めしているわけじゃありません、
 こんな気違いじみたこと。念のため。)
どうせ眠くなっても、寝られない。
これで調子が悪くなるようなら、気力で頑張る。
なまじ高熱だとわかっても、
気が弱くなるばっかりで、仕事を休める訳じゃない。
だからどんなに体が熱くても、絶対に体温は測らないことにしている。
あと、事故には極力遭わないように気を付ける。(って当たり前だけど)
とにかく痛くなったら強烈に効く薬、湿布、下肢の腫れには挙上、など
短期で災いを終わらせるためになんでもする。あとは気力。

人が豊富で余裕があれば、
もっと簡単に肩代わりしてもらうことができる。
施設によってマンパワーも忙しさも
任されている仕事の大きさも異なるだろうが
まあ、どこでも同じ様な感じではないだろうか。
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by decoppati | 2005-03-12 15:18 | 脳外科の仕事

わたしが苦手な階級主義

病棟で聞くといやーな気分になること。

看護婦長さんがクラークさんに
「これやっておいてちょうだい」とか
年老いた掃除のおじさん、おばさんに
「ここを掃除してちょうだい」と
召使いに言うように用事をいいつけること。

医者が看護婦さんや年上の放射線技師さんに
頭ごなしに命令口調で威張り散らすこと。

確かに組織には命令系統というのが存在し、
ある立場の人間が誰かになにかを
オーダーするという仕組みなのは確かである。
だからといって、礼を失していいとは思わない。
へりくだる必要はないが、
同じ事を頼むのでも最小限の敬語で言ってもいいわけである。
本気で自分は何か違うと思っているのだろうか?

指令系統はともかく、
掃除のおじさんたちやクラークさんを雇っているのは
威張り散らしている彼らではない。
同じように同じ病院に雇われている身で、
職種も異なるから各々のスペシャルティがあるのに
それを無視してあたかも主従関係であるように振る舞うのは見苦しい。
(職種が同じ場合は上下がはっきりしているので別問題)
人前でそういう言い方をすることで
上下を明らかにしようとしているようで
なんだかさもしい自己顕示欲を感じてしまう。

仕事に熱心で良い婦長さん(最近は看護師長っていうけど)でも
先輩思いのレジデントでも
縁の下の力持ちに威張る姿をみるとそういう人間性に幻滅しちゃう。

仕事の前に、人間であるわけだから、血迷わないでいたい。
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by decoppati | 2005-03-11 23:59 | 女性にもいろいろ

医局秘書

うちの大学ではひとつの科で何人もの秘書さんを抱えている。
分院でさえも大抵、主要な科や混合医局で秘書さんを雇っている。
彼女たちの仕事は、人事関係の書類整理やお金の管理、
他の事務書類の取り扱い、資料のコピーやお茶くみ、
来客のもてなし、ときにはスライド作りなどである。
課外活動として科のOBや科のDrの合コンの参加、手配まで行う。
正式職員として雇われることもあるようだが、
その他は各々の科で捻出したお金で
パート扱いで雇われているようである。
給料は決して高くない。

大抵、医者の娘や親戚が医者、教授の親戚などが占めている。
本人がどうであれ、彼女の周囲の「医者捕まえて来い」圧力は強い。
大学病院の秘書さんともなると、美人ちゃんが多く、
ミニスカートにミニ白衣、
銀座のお姉さんチックなゆったりウェーブの髪型、
寸分の隙もない化粧、高いヒールがお約束で、
医局の男性を癒す効果は抜群である。
彼女たちが連れ立って食堂に居たりすると圧巻である。
というわけで、誰か医者を捕まえて「寿退職」するのが王道である。
あるいは独身男性のあまりの不毛さに他の医局に転職していく。

「蛇の道はヘビ」ではないが、
採用担当医師が平気で言い放つ
採用時のポイントが狂っている。
なまじ真面目に考えて面接に来ると、
頭にくるはずである。
ちなみに求人を出すとそれはもうわんさと履歴書が送られてくる。
(最近は雇用機会均等法に基づきパート募集でも性別書かないから、
 男性から応募のあることも多々ある。面接まではする。
 実は写真必須。)

 1. 綺麗であること。(人工でも可。綺麗でありさえすれば良い。)
 2. 仕事自体は難易度が低いこともあり、
   秘書の専門知識や技術はあってもなくてもよい。
   語学力などあったらあったで仕事はあるが、
   なくても概ね問題ない。
 3. パートで何年もいられると給料を上げなければいけなくなるので
   なるべく短期でturn-overがあったほうが好ましい。
 4. 問題なくturn-overするためには、
   最初から明らかに「医者狙い」という人が好ましい。
    →こういう人は所属する科のみに限らず、
      広くアンテナを張って、
     だれかしらをゲットして寿退職にこぎつけるから。
 5. 主婦は無理が効かず、長居するので×。
 6. 履歴書に「長期間勤めるつもりです」なんて
   書いてあったらもちろん×

ほんと、秘書さんには綺麗な人が多いのだ。
ものすごく荒涼とした仕事中にお茶をいれてくれたり、
他愛もない女の子っぽい話を聞かせてくれたりすることで
なんだか一瞬、のんびりムードにさせてくれるのである。
女の私でもそうなのだから、
男性陣に対する効果は絶大であろう。
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by decoppati | 2005-03-08 23:55 | 女性にもいろいろ

当直中の衛生面

この仕事、とにかく当直が多い。
当直でなくても病院に寝泊りする羽目になることもよくある。
専門医前の研修期間中には4連直から20連直まで
とにかく病院のなかで過ごす時間が多かった。
そういう当直中にささやかに問題になるのが衛生の面である。
もちろん男性陣のなかにもきれい好きな人や潔癖な人もいるようだが、
まあ、おおむねおおらかというか、だらしないというか、
案外平気にしていることが多い。

当直業務中の医師はその昼間も普通に働いていたわけで、
夜に呼ばれない限りは横になっていてもよい。
 (寝れるとき寝ないとやっていかれない。
  朝帰れるわけでなく、翌日も朝から晩まで働くわけだから。)
それでもいろいろなことで突然呼ばれるので
おちおちトイレにもゆっくり入っていられない。
そういうわけで、お風呂にはいるタイミングが非常に難しい。
わたしはよっぽどのことがない限り、
暇になったのがたとえ明け方だったとしても
どうしてもお風呂(or シャワー)には入りたい派である。
シャワー浴びてるとコールが鳴って、裸のまま対応して
慌てて服着て飛び出していくことになるが、
それでも浴びないでいることは避けたい。
昔、シャワー室に電話がない病院では
バスタオル巻いて電話のあるとこまで走っていたこともある。
こんなとき、他の人に言っても、
「風呂入らないから不便かどうか知らない」とにべもない。
バスタオル巻いた医者が廊下を裸で走っているなんて、
患者の迷惑だからとかこじつけて、
事務に言って、電話を取り付けてもらった。

病院によって恐ろしいことに、医者用の浴室がないところもある。
またあっても、夜になると給湯がストップするところもある。
冬に行水する羽目になったりするわけである。
こういうことを同僚や同じ科の人々に「困るよねー」と同意を求めても、
「なにが?」という顔をされることが多い。
実際、当直のとき風呂(or シャワー)に入らないという人が実に多い。
3連直ともなると、
お願いだからシャワーを浴びてくれという臭いを発散する人がでる。
もちろん、面と向かってお願いすることになる。
手術のとき手洗う前に、よーく体洗ってこいってかんじ。

当直室というのがまた曲者で、これがたいてい日のあたらない
屋根裏部屋チックなところにあることが多い。
湿気がすごかったり、ほこりがすごかったり、まあ、汚いことが多いわけで
そこに居る時間など2-3時間であるのに、
朝になると体中が痒くなることがある。
こういうとき、他の人に「あそこで寝ると痒くならない?」と聞いても、
意外と賛同してもらえない。
勝手に自腹でバルサンを買ってきて、
夕方のうちに焚いたりして解決しているが、
ちゃっかり後になって他の人が「最近は調子がいい」とか言ってたりする。

当直着といわれるオペ着の使い古しも
通常はクリーニング済みのものが用意されているわけだが、
田舎の病院などであきらかに誰かが着たやつを出されることもあり、
注意が必要である。シーツや枕カバーも同様。
ぼけぼけしていると気持ち悪いことになる。

そういうのを変えなくても平気だという人が多すぎて、
女の中ではだらしない部類のわたしでさえ、
潔癖症になったかと思うほどである。
でもやっぱり、だれかが顔を付けてたり、汚い頭を付けて、
もしかしたらよだれも付いてるかもしれない枕カバーなんて耐えられない。
どんなに疲れて寝る間が惜しくても、新しいリネンを探し出して、
変えるまでは寝る気にならない。
これって正常な感覚だと思うのだが。
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by decoppati | 2005-03-07 18:29 | 脳外科の仕事