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結婚生活の悪循環.2

結婚生活の悪循環.1のその後について。

そんなこんなで第一回目の結婚生活が破綻した後、
大抵は次の結婚では穏便に楽しく仲良く暮らしている。

2回目の結婚の相手は、ダントツで看護婦さんが多い。
それと病院内の看護婦さん以外の業種の医療関係者。
(検査技師や栄養士、歯科衛生士など)
最初からうまく行ってるカップルも、看護婦さんと結婚した人に多い。

やはり男性側のライフスタイルをもともと熟知していることが大きい。
また、病院からちょくちょく呼ばれることの意味や
当直業務のなんたるかもよく知っている。
仕事でどんなに疲れているのかも知っている。
仕事の内容、旦那のおかれている立場にあまり幻想がない。

また、非常に大きいのは、
結婚を契機に奥さんは仕事を辞めてしまっていても、
病院に情報源となる友人、知人が多く、
旦那の知らないところで
旦那に関するニュースを苦もなく集めることができる事。
旦那もそれを百も承知なので、簡単に尻尾をだすようなことがない。
奥さんの理解がいいと、旦那も余裕がでて、
たまに帰ったときには奥さん孝行をする気にもなるというものである。
まあ、第一回目の結婚の間も
ずーっと不倫でつきあっていた相手だったりするのもあるけど。
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by decoppati | 2005-05-29 02:01 | 男性医師の生態

結婚生活の悪循環.1

我が医局での離婚率は高い。
2回結婚している人は珍しくない。3回というツワモノもいたりする。

短いのは相手が普通のお嬢さんの場合が俄然多い。
見合いや紹介で良いウチのお嬢さんと知り合って、
付き合っている期間は万難を排して
どうにか時間を作って点数を稼ぎ、結婚にこぎつける。
奥さんが夢を見られるのは新婚旅行までである。
新婚旅行だけは治外法権的に2週間の休みがとれることになっている。
それが終わると普段の生活が始まるわけだが、
そこで奥さんはこの仕事のクレージーさを初めて知ることになる。

大学医局に居て専門医前など月に15-20日当直のdutyで
月の半分はどこかの病院に寝泊りしており家に帰ってこない。
大学からの給料はたかが知れているので、
結婚したり子供が生まれたりすれば、お父さんはさらに時間外の仕事に
精を出すことになり、日、祝日も含めますます家には帰らない。

久しぶりに家に帰ると、奥さんが待ち構えていて、
山のように話したいことを一気にいろいろ話しかける。
泥のように疲れて帰ってきたほうはたまったものじゃなく、
最初こそ、少しはやさしくしたり、聞いているフリをするが、
段々には面倒くさくなって邪険にしたり、寝てしまったりする。
折角帰ってきても、夜中や明け方に電話が来て、
病院にトンボ帰りすることもままある。

医療関係者以外にはここまで多い当直も理解できないようで、
邪険にされたり、あまりに家に寄り付かないとなると
ほんとは当直じゃなくて、どっかで浮気でもして遊んでるんだろう、と
疑うようになる。

家族のために一生懸命働いているほうは、
無実なのにしつこく追求されるようになると今度は変にキレてしまって
「どうせ疑われるなら、実際やってやろうじゃないの」とばかり、
ほんとに浮気をするようになる。
或いは奥さんの溜まりに溜まった
他愛もないおしゃべりに付き合うのにうんざりして、
用もないのに病院で寝てたりするようになる。

そうなるとあとは破滅へまっしぐらで、
年がら年中、奥さんから医局に確認の電話はくるわ、
いきなり病院に尋ねてきたりするわで、周りも対応に苦慮することとなる。
そこで看護婦との浮気の証拠でもでてこようものなら、
今度は奥さんが医局に怒鳴り込んできたりするし、
がっぽり慰謝料はしぼりとられるわで散々である。

勤務医の収入なんて、開業医とは雲泥の差で、
商社マンや金融関係の会社員と変わらないうえに
拘束時間の長さは半端じゃないから、
幻想をもって結婚した人には幻滅も大きいようである。
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by decoppati | 2005-05-28 18:16 | 男性医師の生態

医師でよく居る、会話下手。

仕事以外の話をして常日頃感じる違和感は、
何故か医師に多い気がするつまんない会話をするひと。
このタイプ、他職種でも居て
俗に言うエリート街道を走っている人に多いように思う。
いわゆる、「似非」文化人気取り。

まず口火を切って、何かの話題について話を出す。
それについて、相手がその話題に関連して話をすると、
唐突に話題を変えて、
「じゃ、これ知ってる?」といいながら薀蓄を語る。
それに対して、相手がそれを知ってて話を始めると
またまた急に話題を変えて、
「じゃ、これ知ってる?」と薀蓄を語る。
そこにまた相手がくいついていくと....... すぐに話題を変えてしまう。
で、結局、よーく観察してると、
相手が 「なにそれ?知らない」 というまで話題を変え続ける。 
で、知らないっていってる相手に
「ふーん、そんなことも知らないのか」とかせせら笑って、
別になにをきちんと説明するわけでもなく、
何故か会話が終わるってやつ。
はっきりいって相当つまんない会話である。
いや、会話っていうより物知り自慢合戦か。

相手のことをなめてるのか、
薀蓄を語ろうとして会話を始めて、
実は相手のほうがそれについてよく知ってるとなったら、
不機嫌になっちゃったりする。
小学生の自慢みたいなもんだ。

だけど、このタイプの人は医師の中で何故か多い。
話題は音楽(クラシック音楽、ジャズ、AOR、オルタナティブなど)、
スポーツ(アメフトなど)、歌舞伎、能、映画、本などで
ちょっとメインストリームから外れたものが選ばれる傾向が多い。

普通、会話ってのは、
なにかの話題を知らなければ情報を共有したり、
すでに情報を共有してたり、共通の趣味がある同士だと判明したら
さらに感想や考えを述べ合ったりして楽しむものではないか?
嬉しいじゃん、オタッキーな話題をたまたま知ってる同士だったら。
ほんとに好きなことだったら話いくらでも弾むって。

情報を共有していることが判明すると、
話題を変えるってのは、全然理解できない。
毎日、どこかから聞こえてくる
自慢なのか、ウンチクを聞かせたいのか、変な会話。
何が面白くてやってるのかわからないが、
こういう人ってほんとに友達少ないんだろうなあ、と老婆心ながら心配。
だけど、こんな無駄な会話する奴等に
私の仕事以外の時間を割くつもりは毛頭ない。
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by decoppati | 2005-05-17 00:37 | 男性医師の生態

医者のエゴ。宴会での静かなバトル。

大学病院に居るときは、送別会、歓迎会、納涼会、お疲れ会など
折に触れて看護婦さんを大挙誘った上での飲み会が
盛んに行われていた。

こういうときの男性たちの考えはとってもシンプルである。
なるべくかわいい子、きれいな子を最優先的に誘う。
芸達者な看護婦さんも人気がある。
男あしらいがうまい子はいつでも呼ばれる。
普通の面相の普通に気立てのいい子も来ていいわけだが、
上のような子が来てる上であることが絶対条件である。
あるグループ長が飲み会の当日に来る面子を聞いて
不毛だとかいって、激怒して
そこの若い衆を真面目に怒鳴り散らしていたり、
それを若い子が真剣に反省してたりするのは
はっきりいってお笑い草だ。

そういう上司の御機嫌を伺うべく、
下級生はせっせと飲み会に看護婦さんを誘っていく。
その実、かわいい看護婦さんが行きたくないのには
そんな上司にこそ元凶があったりするわけで、
まるで不条理の世界である。

そんなふうにして底引き網的に騙されて集められた面子はというと、
これがまた職場もばらばら、
女の園ならではの反目する同士だったり、
少なくとも仲のいいグループと全く違う人同士だったりで、
場の冷えること必至なのである。
飲み会の冷たい雰囲気を察知するのは、
当の看護婦さんたちと女性医師ぐらいのものか。
反目する人がちょっとはしゃぐと、
ちがうグループの子達がタバコふかしながら
「やってらんねー。ぶってんじゃねーよ。」なんて
男に聞こえないように言ってたりする。
(男性医師はぶーたれている群にはまず近づかないので
そんなこととは露知らず、はしゃいでる華やかなところに群がっている。)

ついでにいうと、こういうぶーたれてる群に
マッチポンプ的に近寄って親身に話を聞いてるフリを専門とする輩もいる。
これはこれで、知能犯なのだが、
おとなしい看護婦さんの人気がかなり上がったりする。

とにかく女の園のルールを知らずして、
やたらめったらに人を誘うと影で恐ろしい足の引っ張り合いが
繰り広げられてしまう。
男性医師たちが知らない、気付かないうちに
やたらに水面下で繰り返されるバトル。
(そこでひたすらただの観察者となる女性医師。)

幹事が、来た人皆が屈託なく楽しめるような会にしたいなら、
彼女たちの交友関係を熟知し、
相互関係を念頭に置くのが必勝法である。
自分の気に入った子たちを彼女たちの相互関係抜きに
全て一同に集めたいのは医者のエゴでしかない。
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by decoppati | 2005-05-09 01:47 | 男性医師の生態

女性医師はひとくくり?

学生のときからよく感じたことだが、
女性の比率が比較的低い場所にいると
この世界では同じ女性同士がくくられてしまう傾向がある。

学生のときには自分がやってないことでも
頭ごなしに決めつけられて女性のステレオタイプのイメージで
なぜか事前注意を受けてしまったりする。
逆に男子学生だからという理由で
なにかくくられることがあるかというとそんな場は見たことがない。
純粋にそういう現象を不思議に思って、
女性だと何故最初からそういう
偏見に満ちた注意を受けなければいけないのか、
当の担当教官などに質問すると、
今度は一気に注意人物のレッテルを貼られることとなる。
そんなことは全然気にしないけど。
それで黙ってくれれば御の字だ。

仕事を始めて女性の同僚が極端に少ない医局では
今度は女医同士を周りがくくってくる。
同性でも別に他の友人と同じように
気が合う人、合わない人がいるのは自明の理だが、
まわりは放って置いてくれない。
パーティで席を隣同士にされたり、
連絡先も交換していないから全然近況など知らないのに、
男性医師たちが私に「○○ちゃんはどうしてる?」などと
聞いてきたり、他の女性の行動について
私がまるで当事者かのように話しかけてきたりする。
知らない、というと今度は「仲悪いの?」となる。

反対に置き換えてみたらわかるだろうに。
男性だというだけで
同性で全然関係のない人の消息を聞いたりするか?
同性ということで、人のやったことの解説ができるか?
別に特に仲が悪くなくてもあんまり興味がわかない同僚は
ごまんといるわけで、何故それをいちいち不思議がるのか
こっちが不思議である。

大体、女性は同性同士群れたがる、
それがどの女性にでも当てはまる、と考えていること自体が
大いなる勘違いなのだ。
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by decoppati | 2005-05-07 01:25 | 女性にもいろいろ

セレブリティ (celebrities)

もちろん広く名前が知られている人々も病気になるわけで、
病院には著名人、名士、芸能人などもやってくる。
守秘義務は普通の人も、こういった人も同じように守られるべきもので、
通常、関与する医療関係者は
診察内容や受診したことさえも他人には話さない。
ただし、一部で有名人の診察内容や受診した事実をネタとして
安易にマスコミにリークすることがあるのは残念としかいいようがない。

逆に患者側から、
マスコミに対して医師のほうから説明して欲しいと頼んでくることもある。
医師に記者会見をして欲しいという人もいる。
圧力をかけてきて、嘘の話をしろと強要する人もいる。
(そんなこと絶対に言うこと聞く気ないけど。)
公式には仕事の関係で、よく会社への診断書に書くような内容、
病名、治療にかかる期間などはさしあたって提供が必要な情報であろう。
しかし、それに加えて、ことこまかな症状や診察内容、詳細な状況などは
特に個人的なことであって
詳細を本人とあまり関係ない一般に話す必要がわからない。
また、直接関係のない人がそれを聞いてどうしたいのかも不明である。
ただの好奇心を満たすだけのことで、治療の助けにもならない。
下衆な興味である。

それはそうと、
小説家、音楽家、政財界の有名人、建築家などの名士や
芸能人でも超有名人であれば、
医師も、その人の顔を見たり、名前を見れば気が付くものである。
仕事である限りはそれがどんなに個人的に話してみたい人であっても
グッとと堪えて、
極力ミーハーな態度を抑えて、普段どおりに接するわけである。
その結果、向こうも、
こっちがもしかして彼や彼女を知らないのかも、となると
非常にリラックスされて、
本当に困ったことを打ち明けたり相談しやすくなる。
時に、それに耐えられなくなって、
こっちが「あー、あの」とか言ってあげるまで
自分が有名人であることを説明しまくる人がいるのはご愛嬌。
(芸能人や政治評論家など。)

昔からあんまり芸能人に詳しくない私は、
一過性のブームの人や
ちょっとやそっとの人は本当にわからない。
看護婦がすごく騒いでいたとしても、
顔を見ても名前を聞いても全然わからない。
かえってこういう人が診る方が、診察を受ける側も気楽かもしれない。
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by decoppati | 2005-05-01 15:28 | 脳外科の仕事