どこの施設に行ってもいえるのは、
冬は脳外科の手術数が明らかに増えるということ。 なぜか。 思い出すと、子供の頃、 実家の近所のお年寄りがクリスマスから正月にかけて トイレの中で倒れていたとか、死んでいたとかいう話を良く聞いたものだ。 それが運ばれてくる先が、脳神経外科だったのだ。 寒いと血圧の変動が大きくなることに関係して、 脳梗塞、脳内出血、くも膜下出血などが発生することが多い。 もひとつは、12月・1月は忘年会、新年会で 泥酔してもとことん飲む人が多く、 そこらじゅうで轢かれたり、転んだり、 階段から落ちたりすることに起因する。 手術を要する頭部外傷が明らかに増えるのである。 ちなみに秋の風物詩は柿の木からの転落である。 柿の木は折れやすく、じいさんたちがそう知りながら 何故か、懲りもせず上っては折れて落ちて頭を打ってやってくる。 ついでに1月の「もちつまり老人」も、毎年懲りずに必ず数人やってくる。 3ヶ日はもちろんのこと、中旬すぎてもやってくる。 ま、患者のほうは毎回違うのだから、懲りようもないわけだが、 どうして小さく切るとか、食べないようにするとか、家庭で注意するとか できないのかがちょっと不思議である。
by decoppati
| 2004-12-21 18:31
| 脳外科の仕事
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