医師でも、いつも看護婦さんに依頼してやってもらうことは
大体自分でもできるようにしておくか、 どうやってやるのかを把握しておくほうがいいなあ、と考えて レジデントの頃に心がけたことがある。 看護婦にも序列があり、病院にもよるが、 大抵は主任、婦長、あるいはベテランの看護婦が 手技的に優れていることが多い。 責任者に近い看護婦さんを手の空いているときに つかまえて、なんでも質問して、やらせてもらって すべて教えてもらった。 若いレジデントに教えを乞われて、いやがる上位の看護婦は居ない。 そうすると、なにか看護婦の手技がうまくできていないときに、 肩代わりしたり、的確な注意を与えられるようになる。 一言でいうと、「看護婦になめられなくなる」ってことだ。 年齢が若いだけに普通にしていても同年代の看護婦とは すぐに意気投合しやすい。 しかし彼女たちと必要以上に馴れ合うことは危険である。 特にレジデントの頃は。 上司を批判している若い彼女たちのほうがひどかったり、 手抜きをしていたりするから、あまり同情しないほうがよい。 今は男性看護士も増えてきてはいるが、 それでも看護婦の世界は極端な「女の園」である。 彼女たち同士のなかでは、いろいろ陰険な策略があったり 悪口をいったり、いじめがあったりするわけで、 つかず離れず、いつも第三者的にフェアな視点に立っているのが よいように思う。
by decoppati
| 2004-12-17 17:02
| 脳外科の仕事
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